ハンドメイド作家としては素材を厳選したいものです。
安価で質が良ければ文句なしですが、なかなか自分が納得できる材料に巡り合うのって大変ですよね。
今回はAmazonにてクラフトライフ(CRAFT LIFE)というブランドのワックスコードを購入して、実際に使用感を試してみましたので、レビューしてみたいと思います。
【自己紹介】
ペコポコです。
ハンドメイドアクセサリーショップで働く、ハンドメイド作家です。普段はお客様のご要望に合わせてオーダーメイド作品を制作する仕事をしています。
副業緩和をきっかけに2022年より、minneにてハンドメイド作品の出品をスタートしました。
結論
端的にいえばメリットもありデメリットもあるというところでしょう。
これは使い手の能力や紐の良し悪しというよりは何を作るかにポイントがあります。
ではさっそく私が普段使っているロウビキ紐と比較しながら解説してみたいと思います。
ロウビキ紐の特徴
袋から出した時の印象としては「小さ!」です笑
隣のペンと比較するとわかりやすいですね。
これは私がちゃんと説明を見ていないのが悪いですね。1色の長さが50mならこんなものでしょう。
紐の形状や触り心地
紐を触った触感はツルッとしており、紐自体も細くて平べったいです。
【レビュー対象の紐】
太さは直径1mmと説明にはあります。形状としては平べったくて私個人としては8年間ハンドメイドでずっと使ってきた形状と似ているため、親しみがあります。
ちなみに私が現在minneで使用しているものは以下のものです。
【私が使用している紐】
こちらは二つの紐が捻って一つの紐になっています。触り心地はしっかりというイメージです。
編んでみた状態
二つの紐を比較するために同時に編んでみました。
【左がレビュー中の紐・右が普段使用している紐】
試しに短い編みを作ってみましたが、何の問題もなく作れます。
ただ見てわかるように、同じ編み数なのに長さに差が出ています。
私が使っている紐もそこまで太いわけではないのですが、
クラフトライフのロウ引き紐は、細い上に平べったいので小さくまとまってしまうわけですね。
焼き止めも問題なし
火で炙っても問題なく焼き止めができます。細いぶん溶けるのが早いので、最初のうちは慣れが必要です。
実際に編んだ上での評価
実際に編んでみて、一品仕上げたので、レビューしたいと思います。
メリット
- きめ細かい作業に向いている。
- 焼きどめもちゃんとできる
- 小物の制作に特化している
- コスパは良い
きめ細かい作業に特化しており、小さい作品を作るのに向いています。
Amazonのレビューの中には初心者向きではないというレビューもありましたが、初心者の方もこの紐から始めて問題ないと思います。
マクラメ編みを始める場合は何度も練習が必要なので、その度に紐にお金をかけていたら出費が多くなります。
これだけ色とりどり入っていながら、現時点での価格が1450円というのは激安だと思います。
デメリット
デメリットもいくつか発見しました。
- 50メートルは少ない
- 大ぶりなものを作る場合、編んでも編んでも先に進まない
- 毛羽立ちが気になる部分あり
まず50mは少ないということです。
これはマクラメ編みをする人からしたらよくわかることかもしれませんが、一度に何メートルも使うのがマクラメ編みです。
こちらの紐は細いのもあるので、面積が少なくなりがちです。つまり使用する量が必然的に増えていきます。
そうなると例えばブレスレットなどを作る場合は紐の消費量が増えるのに50mしか入っていないのであれば、大物作品を作る素材としては不向きといえます。
【私の作品例】
例えば上記の写真のブレスレットを、今回のクラフトライフで作ろうとしたらいつまで経っても仕上がらない上に、材料切れになる可能性がありますね。
そしてもう一つ見つけてしまったのがこちら
紐を取り出していたら上記写真の部分を発見しました。
この部分は使わずに切り捨てました。まだ一巻きしか見ていないので、全部がどうかはわかりませんが、私は許容の範囲です。お値段もまぁやすいですから。機能的にはかなり優れていますので目を瞑れます。
おすすめの用途
元々はレザークラフトの作品に使うものかと思うので、そちらで使うのがベストなのでしょうが、
マクラメ編みをする場合なら小物ストラップなどに使うと、きめ細かい作品を作れます。
こちらはクラフトライフの紐を使って制作した作品です。
直径2cmの天然石の丸玉をマクラメ編みで包み込んでみました。
この仕上がりは私が普段使っているロウビキ紐では出せない細やかさです。
まとめ
私としては今回のクラフトライフのロウビキ紐は
小物を作るのに特化した紐として高く評価できます。使い勝手もよく、初心者の方にもおすすめできます。
結局は練習をした分だけ自分の技術が上がるので、紐の特徴や特性に自分のスキルを合わせるのが正しい答えだと思います。
私はこちらの紐はしばらく使用したいと思います。
よかったら私の作品もご覧ください。
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