ハンドメイドにおける色の使い方・配色について自分のデザインのための確認用のノートとしてこれからシリーズで解説していきたいと思います。
今回は色の3属性に関する解説で、一番基本になる部分です。
特にハンドメイド視点での説明にしていけたらと思います。素材の選び方や配色方法などの参考にしていただけたらと思います。
第一弾の色の特徴解説は以下よりご覧いただけます。
【自己紹介】
ペコポコです。
ハンドメイド作家でマクラメ編みを得意とします。2022年から会社の副業緩和をきっかけにminneに作品の出品をスタートしました。
本業でもハンドメイドアクセサリーの制作から販売までを手掛けており、
その間にカラーセラピスト・パーソナルカラリストの資格をとりました。
色の3属性とは
色の三属性とは色に関する基本的な部分になるので今回はこの3つを押さえていきましょう。
- 色相
- 明度
- 彩度
色相とは
色相というのは有彩色と言われる色味をもつ「赤」「青」「黄」のように色の種類を表すものです。
ちなみに無彩色と言われるものは白〜灰色〜黒のことを指します。
この色味を順番に並べていくことでできるのが色相環というものです。
色が段階的に変化しているのがわかりますね。
明度とは
明度は読んで字の如く色の明るさを指す基準です。
例えば上の写真がとても良い例ですが、見た時に青といっても様々な青が存在しています。
水色は青の中でも明るい色であり、紺色は青の中でも暗い方の色になります。
明度が違うだけで印象が全く違ってきますね。
明度が高い… 白に近づく
明度が低い… 黒に近づく
彩度とは
彩度は色みの強さを表す基準になっており、色相のわかりやすさにつながっています。
彩度に変化が出るのは白や黒が混ざることで変化が生まれます。
彩度が高い… 白も黒も混ざっていない純度100%の色。強烈・鮮やかな印象があります。
彩度が中くらい… 徐々に色の強さが減っていきます。
彩度が低い… 徐々に落ち着いた色から無彩色に向かっていきます。
明度と彩度の関係
鮮やかな色に白〜灰色〜黒が混ざることによって様々な色に変化していきます。
実際に例を見てみましょう。
例1)青に白を混ぜていきます。
すると明るい色になっていくのですが、逆に青が占める割合は減ってゆき、彩度が下がることになります。
例2)今度は青に黒を混ぜていきます。
暗い色になります。黒が増えるほど明度も彩度も低くなっていきます。
例3)青に灰色を混ぜていきます。
混ぜる灰色が多くなるほどに青みが弱くなっていきます。
明るい灰色が混ざれば明度は高くなり彩度は低くなります。
暗い灰色が混ざると明度も彩度も下がっていきます。
まとめ
ちょっと短いですが簡潔にまとめてみました。
いろいろなジャンルのハンドメイド作家さんがいて、それぞれが様々な色合わせをしていく中で、実践的に色に触れています。色に触れれば触れるほどセンスは磨かれていきます。
専門用語などはデザインのプロを目指さない限り覚える必要はないと思います。
ただ色相・明度・彩度などは理解しておくと何かと便利ですよ。写真・動画の編集などでも重要になってきます。
今後は配色のおすすめなども解説したいと思っています。
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