ハンドメイドを副業として考える方にとって、イベント出店は商品を多くの人に知ってもらう絶好の機会です。
今回は、現役ショップ店員(販売士2級)であり、これまで高島屋や地元の大規模ハンドメイドイベントに出店してきた私の体験をもとに、
初心者でも売れるための準備とコツをご紹介します。
後半では私が次回参加するイベントを参考にした実例もご紹介します。
目次
イベント出店前に確認すべきポイント
ハンドメイドイベントやマルシェに初めて参加する方は、以下の点をしっかり確認しておくことが大切です。
- イベントの日時・場所・時間を把握する
- お店のコンセプトに合ったイベントか確認する
- イベントの規模や出店数を調べる
- 他の出展者との差別化を考える
- ブースのサイズや配置を確認する
- どんな作品を用意するか、客層に合わせて決める
これらを踏まえ、しっかりと準備を進めましょう。
ハンドメイド初心者でも売れるための準備
それでは詳しくみていきましょう。
イベントの詳細についてチェックしておきましょう
副業作家としてハンドメイドイベント出店を始める場合、どのイベントに出店するかも重要です。
よってまずはイベントについて情報を集めておきましょう。
場所は?日付は? 時間は? といった基本的な部分からまずは聞いておきましょう。
副業ということは本業とのスケジュール調整が可能であることを必ず確認します。
「やっぱり出れません」、ドタキャンは相手側に迷惑となるため、間違いなく出れるようスケジュールを押さえ、体調不調や緊急を要する用事が入らない限りは、きちんと参加しましょう。これは基本です。
ショップがイベントのコンセプトにマッチしていますか?
せっかく呼ばれたチャンス! とはいえなんでも出ればいいと言うものでもありません。
例えば、ハンドメイドマルシェの場合は、クリエイターが手作り作品を展示・販売するため、他の出店者との差別化がポイントになります。
初心者でも売れるためには、商品やディスプレイに工夫を凝らしましょう。
また、フリーマーケットはリサイクル品が中心のため、価格帯や商品の質感を調整することが必要です。マルシェやイベントの性質に合わせて、商品の種類や販売方法を考えることが大切です。
自分のショップとコンセプトが合わないという時は、無理に参加することは避けましょう。
イベントの規模や出店数を把握する
イベントの規模は大事です。画像のように、大きなホールで行われるのか?
はたまた屋外のイベントなのか? これだけでも全く違いますよね。
外なら作品によっては雨・砂埃で汚れないように包装する処置などが必要な作品も出てきます。
規模によって持ち込む作品数も決まるので厳選しないといけません。
ブースのサイズを把握しておきましょう
実際に自分が出させていただく面積を確認しておきましょう。
大きなイベントほど、各店舗での出店ブースが小さいこともあります。
その中でいかに自分の作品の世界観を出せるか? また限られた空間にどれだけの作品を置くのか?
とても大事な作業になります。
出店準備:イベントに合った作品選び
イベントやマルシェの規模に応じて、出店する作品の種類や量を決めましょう。
大規模なイベントでは、多くの競合がいるため、自分の作品をどう差別化するかが鍵です。
そのため事前にどういった作家が出店するかも把握しておくとより良いですね。
初心者の場合、少ない数でもクオリティにこだわり、ディスプレイで個性を引き出すことが売れるためのコツです。
特に大事になるのは客層です。どんなお客さんが多く来るのかを把握・イメージしておきましょう
イベントの場所・日時・時間帯にどんな方がよく来るイベントになるかで、
- 出品する作品や数
- 出品する作品の価格
が変わってきます。
今回の私のイベント参加のケース
上記のチェックポイントを踏まえて、私の今回の(体験談)を最後にご紹介しましょう。
私が出店するイベントは小規模な神社での屋外イベントです。
出店数は4~5店舗程度。
主催者がテントと机を用意してくれますが、天候によるリスクもあるため、商品は個包装で対応を検討しています。
リサーチで神社のある場所に出向いたところ、駐車スペースもほとんどないため、イベントのために人が集まるというよりは、地元の人が集まるというイメージであることがわかりました。
これらの情報をもとに価格帯については、高額な商品は避け、3000円以下の商品を中心とし、
お祭りになぞらえて、500円のおみくじを予定しており、他の作家との差別化を図る戦略を立てました。
このように、初めての出店でもお客様のニーズに合わせた戦略を練ることが大切です。
まとめ:イベントで成功するためのポイント
副業としてハンドメイドイベントに出店する際、成功の鍵は以下のポイントにあります。
-
- イベントの詳細や規模、出店数を把握する
- お店や作品のコンセプトに合ったイベントを選ぶ
- 他の出展者との差別化を工夫する
- 客層に合わせた商品選びと価格設定をする
があげられます。
とはいえ、実際は思ったようにはいきません。
私が今回参加するイベントは当初はマルシェという想定だったのですが、
当の主催者側がその辺りの知識がないため、線引きを理解できておらず、気づけばチラシにはフリーマーケットと記載されていました。
田舎だと、こういったイベントの認識に行き違いもあるため、擦り合わせが大事になります。
作家仲間もかなり困惑していましたが、一緒にイベントを成功させましょうと割り切って参加することにしました。
結局最後は楽しんだもの勝ちなので、最低限準備を整えたら、あとは楽しみましょう。
まずは、こういったイベントの話があったら、参加するかはどうあれ、
話を聞いてみることをお勧めします。
【クリエイタープロフィール pekopoko】
日常を・心を豊かにする作品を届けたいと願うハンドメイド作家のpekopokoです。
レザークラフトやマクラメ編みを取り入れ、リラクゼーション効果のある作品を一つひとつ心を込めて手作りしています。
ハンドメイド歴10年、販売士二級の現役ショップ店員兼副業作家です
現在はメタバースにハンドメイドショップを作りたいと思い、コツコツと勉強中です。
作品はオンラインショップでご覧いただけます。
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。minneやメルカリショップス 、Creemaにてマクラメ・レザーブレスレットなどを中心に出品中です。
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