今回は私、pekopokoの新作である「ネコパンポーチ」の制作過程をご紹介します。
このポーチは、使えば使うほど味わいが増すヌメ革を使った猫の形の立体ポーチです。
どんなポイントにこだわり、どのように作ったのか、詳しくお話ししていきましょう。
目次
ネコパンポーチの魅力
このポーチの最大の特徴は、**「こんがり焼けていく猫パン」**のような見た目です。
立体面に使用した素材はヌメ革。ヌメ革は使い込むほど色が濃くなり、ツヤが増すという特性があります。そのため、時間が経つごとに変化し、世界で一つだけの自分のポーチに仕上がっていくんです。
さらに、このポーチはファスナー式で、中には様々な小物を収納可能。
私は甘いものが好きなので、飴を詰めて持ち歩いています(笑)。
頭痛持ちの方ならロキソニンを入れたり、使う方それぞれのライフスタイルに合わせて活用いただけます。
制作者としてはたくさんお菓子を詰め込んで、ぷっくりしてあげてほしいですね。
制作のこだわりポイント:猫の立体感の製作と葛藤
たまたま立ち寄ったお店で見つけた猫の小皿を見て、頭の中でポーチの設計図が浮かびました。その場で猫の小皿と粘土を購入し、急いで帰宅して制作に取り掛かりました。
今回の制作で一番こだわっている、猫の立体感。
ヌメ革は濡らして型に押し付けることで形状を変えることができます。
※開発段階の画像
しかしヌメ革はとても高価で、今回革の使う面積も大きいこともあり、一度失敗すると取り返しがつかないので、制作にはいつも以上に緊張しました。
ポーチ制作のプロセス
※開発段階の画像
1:猫の小皿を型として活用
まずお皿に購入した粘土を押し当て、硬化させてしまいます。これで型が完成です。この型に濡らしたヌメ革を挟み込むことで型として成立します。
2:トラブル発生!型の左右反転問題
当たり前のことですが、型にヌメ革をはめると左右反転してしまうことにあとで気づきました。せっかく作った裏面の型が使いもにならなくなってしまいました。ここで製法を調整し、修正を加えることで無事対応しました。
3:ファスナーの取り付け
※開発段階の画像
ファスナー部分の革を丁寧に切り抜き、縫い付けました。以前の丸型猫ポーチ制作時に、立体的にファスナーを縫い付ける難しさを実感していたので、今回は平面部分に取り入れることで作業の難易度を下げつつ、使い勝手も向上させました。試作段階ではファスナーが短いため、収納物取り出しにくかったのですが、ファスナーを少し長めのものにして、改善しております。
ヌメ革の変化をお楽しみください
※開発段階の画像
ネコパンポーチは、1か月ほどでこんがりと焼けたパンのような色味に変わり始めます。革の経年変化を楽しみながら、あなた自身のライフスタイルに溶け込んでいく過程をぜひ感じてください。
最後に
「ネコパンポーチ」は、使えば使うほど愛着が増すアイテムです。ぜひ、お出かけのお供にして、日々の変化を楽しんでいただけたら嬉しいです!
これからも新作の制作風景やポイントをご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!
irokazari+のバーチャルショップができました
バーチャルショップは、今後も随時更新していく予定です。
テーマを変えたり、新しいアイテムを追加したり、より楽しんでいただける空間を作っていきます。
ぜひ、気軽に遊びにいらしてください。
【クリエイタープロフィール pekopoko】
ハンドメイド作家のpekopokoです。
レザークラフトやマクラメ編みを取り入れ、リラクゼーション効果のある作品を一つひとつ心を込めて手作りしています。
ハンドメイド歴10年の経験に加え、パーソナルカラリストとカラーセラピストの資格を活かし、 色彩の力で日常を明るくするアイテムを制作しています。
これまで、多くの方々に私の作品をお届けしてまいりました。 高島屋でのハンドメイドイベントへの参加や、まちの駅での委託販売を通じて、地域の皆さまに喜んでいただきながら、観光にも貢献してきました。
私の作品が、手に取る方の日常を少しでも心豊かで明るいものに導くリラクゼーションアイテムとなりますよう、心から願っています。
BASEでオリジナルサイトを開設しました!
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。
マクラメ・レザー小物などを中心に出品中です。
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