作品は「語る」ことで輝く。対面イベントで気づいた“心を動かす瞬間”たち

テワルサウィーク2025 minne-diary

テワルサウィーク2025

こんにちは、バーチャルハンドメイドショップ irokazari+ 店長のpekopokoです。

2025年5月、島根県で開催されたハンドメイドイベント「テワルサウィーク」に出展してきました。

今回はその振り返りとして、作品の魅力を“伝える”ことの意味に気づかされた出来事をかきたいとおもいます。


“見られない場所”からどう伝えるか

今回も出店数が非常に多く、チラシを見てもどこに私たちの名前があるかも定かではない状態でした。

テワルサウィーク2025

私のブースは会場の両サイドに出入り口があるちょうど真ん中のあたりから横にずれた奥の方。

人が歩く動線的にもイマイチ人通りに恵まれていないポジションでした。

初日は立ち止まる人がほとんどいないという厳しいスタートでした。

テワルサウィーク2025

でも「どうしたらこの空間に目を留めてもらえるか?」を考え、
手を動かしながら制作の実演を始めてみました。すると少しずつ人が立ち止まるように。

視線が通路に落ち、作品に自然と興味が向かっていくのがわかりました。


“語る”ことで、想いが届く

テワルサウィーク2025

私は接客業に従事していることもあり、作品の魅力を伝えることを行います。

周りのお店の方を見ていると、私のお店よりも綺麗に整えられた作品のコーナーを作っている作家さんはたくさんいました。

しかし、みていてもなかなかお客様の立ち止まりが生まれません。

数十というお店が出る中で、ここまで来れば作品作りの技量よりも見せ方。

そして見せ方よりも魅力の伝え方になります。

自分の作品がどのようにして生まれたのか、どんな想いで作ったのか。

これが伝わることで、数ある中から選ばれることになります。


言葉の選び方ひとつで世界が変わる

そんなことを言っておきながらも、私も今回は伝え方に悩んだシーンがあります。

それがバーチャルハンドメイドショップの存在です。

ただでさえまだまだ、メタバースは知名度が低い中、バーチャルショップの説明をどうするか。

初日は「仮想空間にお店がありまして…」と話していたのですが、これではなかなか伝わらず。

私自身でも、これじゃあ伝わらないよなぁと思いながら喋っていました。

2日目からは伝え方を変えました。「ネットにお店があるのですが…」

ここまで聞くと「あー、メルカリとかね」と、お客様の中で連想してもらえます。
しかしその後にさらに続けて、

「スマホの画面を見ながら店内を歩けるようになってるんです」と表現を変えました。
すると、「へぇー!!」と反応がまるで違いました。

“伝える”って、言葉の選び方ひとつでこんなにも変わるものなのだと、あらためて実感しました。


他の作家からのインスピレーション

テワルサウィーク2025

とある作家さんから「完璧は神(アッラー)だけのもの」というトルコ文化の話を伺いました。

その方はトルコにまで出向いて素材を探したり、技術を学んだりしている方でした。

意図的に“ゆらぎ”を残す美学に、心が震えるような刺激を受けました。

今回仲良くなることができたので、今後技術を教えていただけることになりました。


振り返ってみて

どんなに丁寧に作ったものでも、「なぜそれを作ったのか」が伝わらなければ、
誰の心にも届かないのかもしれません。

だから私はこれからも、**ただの販売ではなく、“作品と出会う体験”**を大切にしたい。

バーチャルでも、リアルでも、

誰かが“立ち止まる瞬間”をつくれるようなショップを目指していきます。

ぜひ一度、バーチャルショップirokazari+に遊びに来てください。

irokazari+のバーチャルショップ内でセミオーダーができるようになりました。

時間も場所も越えて、あなたとつながれることを楽しみにしています。

irokazari+のお店の入り口はこちら

タイミングが合えば、作家本人もお店にいることがありますので、

気になることがあれば、ぜひお気軽にお声掛けください!

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