クリスマスシーズンが近づき、お店では販促活動が始まっています。
私の所属する店舗では販促活動を活発化させるため、AIの力を借りることにしました。
店頭で顧客の目を引くためのPOPは、特にこの時期の売り上げに関わってくるため、その制作は非常に重要です。
しかし、イラストを描くスキルを持ったスタッフが常にいるわけでありません。
そんな時にイラスト生成が可能なAI技術は、素材作りに大いに役立ちます。
今回は実際に、私自身が店舗のPOP制作にChatGPT-4を用いて、
求めている画像を生成した方法をご紹介します。
ChatGPT-4とは?
ChatGPT-4は、OpenAIが開発した最先端のAI言語モデルです。
テキストベースの質問に対し、人間のように自然な文を生成することができ、さらに現在では画像生成機能を備えています。
今回使用した画像生成機能は、有料会員サービスの一環として提供されており、より高度なカスタマイズが可能です。
画像の生成方法
テキストによる指示
chatGPT4ではテキストを入力することで、具体的に指示を出し画像を生成します。
今回私が求めている画像は
「カフェでコーヒー片手にくつろいでいる女性のイラストを生成して」
というものでした。
すると以下のようが画像が生成されました。
今回私が求めているものに近い雰囲気を持っていますが、
頭の中のイメージとはやや女性の向きなどが違ったりします。
ここからテキストでより詳しく指示を出していくことができます。
写真による指示
ただ、文章だけでは伝わりにくいニュアンスや、そもそも文章で伝えるのが得意でない私などはなかなか思うような指示が出せない時があります。
そこで
文章の入力フォームのところにあるクリップマークを押して、
今私がこんな感じにして欲しいという具体的な写真を提供しました。
それがこちらです。
写真をアップロードして
「この写真をもとにカフェでくつろぐ女性のイラスト作って」
と指示を出しました。そして生成されたのがこちらです。
すると写真の特徴をちゃんと分析して、より私が求めていた理想の姿に近づけてくれました。
この方法で、これまでのフリー素材を探していた時間が大幅に削減され、より理想に近い素材を自分で作り出すことが可能になりました。
AI生成画像の店舗POPでの活用は可能
OpenAIの提供するAI画像生成ツール(例えばDALL-Eなど)で生成された画像は商用目的で利用することが可能です。
これには店舗のPOP広告などの販促物の制作も含まれます。
ただし利用条件としてあたりまえにはなりますが、
著作権(アニメのキャラクターに似ている)、商標権(ブランド名や商品名が入っている)を侵害しないこと、
また内容が不適切(過度な暴力的、性的、差別的内容が含まれない)なものは使用しない、
などの条件があります。
この辺りはきちんとチェックして利用しましょう。
まとめ
AIを用いることで、自分の求めていたイラスト素材をより入手しやすくなりました。
私も店舗の管理者だった頃は、現場にイラストの得意な人材がいなかったことで、商品訴求をどうしたものかと悩んだことがありました。
自店舗にイラストが得意な人がいない、という時にはぜひクリスマスシーズンの訴求に活用してみて欲しいツールです。
ChatGPT-4の公式サイトはこちらからアクセスできます。
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