現役ハンドメイドクラフターが解説する色彩心理【茶色】が持つイメージと効果

色彩心理

ペコポコです。

今回は茶色が持つ心理効果やイメージについてお話ししたいと思います。

私はハンドメイドショップで8年勤務している過程で、制作の参考にするためにカラーセラピストやパーソナルカラリストの資格を取得しました。

現在でもお客様にご説明す際に役立てています。

後半は実際のハンドメイド製作者側の視点からもご紹介していきたいと思います。

結論からお伝えしますと、

茶色が持つイメージは

堅実・穏やか・安心・落ち着き・渋さ・素朴のようなイメージが挙げられます。

茶色が持つ心理効果

心を落ち着かせて、安心感を与える効果を持つ色とされています。

 

それではここからは茶色の詳しい解説をしていきたいと思います。

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茶色の特徴

茶色といっても色彩は多岐にわたります。

そもそも茶色は暖色系のカラー(赤や黄色など)の明度を落として濃くしたものです。

木や土、砂など自然界にある色なので、温もりを感じることができ、親しみやすさがあります。

大地を連想する点から、しっかりしている・堅実である印象を持ちます。

茶色の持つプラスのイメージ

イメージキーワードの中でも、落ち着きや堅実さといった点がプラスのイメージが当てはまります。

特に落ち着きという点では、実生活においてリビングなどにおいて茶色(木造)を用いることでくつろぎの空間を作るのにふさわしい色です。

ファッションのコーディネートにおいては堅実で安定したイメージを与えるという点で効果を発揮する色です。

茶色の持つマイナスのイメージ

対してマイナスのイメージだと、安定感の裏返しで地味でありふれた印象に変わってしまう場合があります。

つまり変化を齎しにくい色彩と言えます。

よって華やかさをアピールしたい場合にはあまり向いていない色と言えます。

ハンドメイド作家視点の茶色の利便性

私は8年間ハンドメイドの仕事に携わり続けています。

特に手編みのブレスレット(マクラメ編み)制作を得意としており、その中でも紐の色の選択が非常に重要になります。

お客様のご意見やデザイン制作をしていく過程で、作家としての茶色のポジションは

困ったら茶色を使う。

そのくらい茶色は万能なカラーです。

特に普段から天然石を用いたハンドメイドブレスレット製作を行っています。

こちらは私がminneに出品中の作品画像です。

天然石を中央に置いていますが、全体的に編みの量が多いと紐の主張が強くなりやすく、色彩のバランスを考慮する必要があります。

しかしブラウンを用いることで、石の色を邪魔しないので、しっかりと天然石が活きています。

全体のイメージをまとめやすく、それこそブラウンの持つ安定・落ち着きというイメージを最大限に活用できます。

ハンドメイドにおいてこういうときには使わない

とても利便性が高くてメリットが多い色ですが、マイナスのイメージにも書いてあったように地味な印象を与えかねないという点があります。

例えば、ハンドメイドにおいて主役となる色が、そもそも落ち着いた色味のものである場合、

相乗効果でさらに個性のない印象を与えてしまいます。そこで

天然石アクセサリーにおける茶色紐の使い所

  1. 使おうとしている天然石素材の色がはっきりしているときにはおすすめ
  2. 対して素材の色が地味な場合は、相乗効果で地味になるので避ける
  3. 自身が普段着用する服の色にマッチするかをイメージして使用する。

まとめ

以上茶色についての色彩のイメージから心理効果、ハンドメイド作家視点での解説をしてきました。

日常的にお客様と相談しながら天然石や紐の色を相談していると、

定石の配色があったとしてもお客様の好みや普段着ている服との組み合わせなど色々考慮して決定します。

作品作りに携わる方は今使おうとしている素材を活かせるか、どんな服を着る方に似合うのかなどをイメージしてみるといいですね。

そう書きながら、自身への戒めにもしたいと思います。

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