Googleが開発した生成AI「Bard」が日本語に対応し、Gmail、YouTube、Googleマップと連携できるようになりました。
この記事では、Bardの機能と連携方法について紹介し、実際に私が使ってみた
それぞれの機能の感想を書きたいと思います。
目次
1. Google Bardとは
Google Bardは、最新のAI技術を活用して、ユーザーの日々のタスクを支援するツールです。
言語生成の能力を駆使して、様々な問い合わせに対して情報を提供したり、創造的なアイデアを生み出したりします。
2. 日本語対応の意義
これまで英語圏を中心に展開されていたBardが日本語に対応することで、日本のユーザーもその便利さを直接体験できるようになりました。これは、日本市場でのGoogleのAI技術の拡大を意味しています。
3. Gmail、YouTube、Googleマップとの連携方法
BardのWebサイトを開いたら、右上の拡張機能をクリックします。
すると以下のようにプラグインを有効にするかどうかを選択する項目が表示されます。
いったんこれで進めてみます。
機能の紹介
Gmailでの使用
Bardを使って、メールの作成を自動化してくれるようです。
例えば、簡単な指示をするだけで、Bardがメールの文面を作成するそうですが、
試しにテスト文章を入力したら上記のように、
スマート機能とパーソナライズ設定の両方をオンにする
という指示が出ました。
指示の通り、Gmailの画面から、設定から→すべての設定を表示→他の Google サービスのスマート機能とパーソナライズ:
という項目のチェックボックスにチェックを入れます。
変更を保存して、再度試すときちんと動作しました。
YouTubeでの応用
動画のアイデアや概要をBardに伝えることで、動画コンテンツの提案を受けられる。
Googleマップでの活用
旅行プランやルート提案など、地図上の情報をBardが効率よく提供してくれる。
4. 実際に試してみた
まずはGmailとの連携を試してみます。
試しに直近で届いた荷物をリストアップして
と、最近副業のために注文していた商品が適切に表示されるか確認してみました。
上記画像の通り、間違いなく注文した材料の情報を表示してくれました。
ここで気になったのは、大事な個人情報などもgoogleに情報が集積されるのか?
これについては
Google では、ユーザーのプライバシーを保護するために、厳格なセキュリティとプライバシーの基準を遵守しています。Gmail へのアクセスは、ユーザーの許可なしに行われることはなく、アクセスした情報は第三者に共有されることはありません。
- ユーザーの要求を処理するため
- サービスを改善するため
- セキュリティを強化するため
これらの目的以外で、Google は Gmail から収集した情報を使用することはできません。
というAIからの回答がありました。完全な安心なんてこの世にはありませんので、ここは信じて使ってみます。
Bard から、YouTube 動画 を見つけたり、答えを得る
Bardへの質問例に以下の文章があったので、試しにこちらを聞いてみることにしました。
「結婚式の友人代表スピーチに関する YouTube 動画を見せて。スピーチを考えるときに参考になる例文も教えて。」
これは想定通り、参考になる動画を提案するという機能でした。
試しに、
私がYoutuberだったとしたら、どんなサポートをしてくれる? と質問してみました。
要約すると、以下のようなサポートをすることができると答えました。
- あなたの興味やスキルを踏まえて、動画のテーマや構成を提案します。
- 動画の撮影や編集に関するアドバイスをします。
- 動画の宣伝方法に関するアドバイスをします。
とのことでした。
さらに掘り込んで、動画のURLを提示したら、分析して評価してくれる? という突っ込んだ質問をしてみました。
すると 「もちろんできます」 という回答が返ってきました。
早速ログインしているアカウントの動画のURLを提示しましたが、これはうまくいきませんでした。
いずれはできるようになるのかもしれませんが、まだ不明です。
Googleマップでの活用
最後はgoogleマップを活用しようと試みました。
しかし、地図に係りがありそうな質問を投げてもエラーとなります。
そこで、googleマップを用いた拡張機能で何ができるのか? と聞いてみました。
しかしその質問すらエラー。
結局現在地から東京までのルートを教えて
といった単純な質問をすると、端末の現在地から東京までの距離を出してくれました。
しかし、それなら最初からスマートフォンのgoogleマップを使えばいいだけの話です。
まだこちらは役に立つイメージが湧きませんでした。
まとめ
使ってみた感想としてはGmailとの連携は最も役に立っていきそうな予感がしました。
ただ、全体的にまだまだ用途を掴みきれないというのが本音です。
とはいえGoogle Bardの日本語対応と連携機能は、日常の作業を効率化し、より個人個人に寄り添ったものになっていきそうな予感がします。
AI技術の進展が私たちの生活にもたらす変化について、今後も様子を伺っていきたいと思います。
コメント