私は現在転職エージェントと共に転職活動をスタートさせたのですが、
エージェントから企業の採用基準について話を聞いたとき、かつて私が管理職として面接官をしていた経験を思い出しました。
今回は採用側がどのように考えているかを、実際に面接官をしていた私の経験を踏まえてご紹介します。
目次
これまでに面接をしてした体験談
前回の記事でもエージェントからのアドバイスの中に、
「採用側は未経験でもポテンシャルを重視することもあり、また企業風土に合うか、会社に馴染めるかなどを見ている」との話がありました。
これを踏まえ、以下は私が実際に経験した面接の風景です。
事例1: とても見込みがあり、優秀な応募者
1人目は私が店長になりたての頃の話です。
面接官としての経験不足のため、このときはエリアマネージャーが面談をメインで進める横で、様子を見ていました。
この応募者はお店で扱う商品の知識を学問として学んでおり、非常に有望でした。
しかし、勤務可能な時間帯が職場の求める時間帯と合わず、採用には至りませんでした。
このケースは、能力だけでなくお互いの条件の一致も重要であることを示しています。
事例2: 遅刻や予定日に来ない応募者
2人目は人員不足で困っていた時期の話です。
メンバーの負担を減らしてあげたかった私は焦っていました。
しかしこの2人目は約束の時間に現れず、連絡も事前にないという状態でした。
しばらくしてから電話があり、
「急用で行けなかった。後日面接をお願いしたい」という、今思えばかなり図々しい要求でした。
本来ならこの時点で断って良かったのですが、人手が不足しているという背景から、念の為話を聞いてみようと要求を飲みました。
しかし結局後日も遅刻して現れ、印象は最悪です。
そして私の先輩店長からのアドバイスで、
「そんなやつ入れても今働いているみんなが苦しむだけだからやめておきなさい」
という助言をいただきました。
このケースはお店のみんなと合うか、企業風土に合うかというところにあたります。
遅刻やすっぽかしをする人間はどこだろうと信用されません。
事例3: 本当にここで働きたいのか疑問のある応募者
3人目は知り合いからの紹介でした。
知り合いからも
「合わないと判断したら遠慮なく落としていいから、まずは面接してやってほしい」
という頼みでした。そこでお話を聞いてみることに。
実際に話してみると
お店の利用経験も、どんな仕事なのかなどの事前知識もない状態で、
言われたからここにきたという雰囲気が透けて見えていました。
コミュニケーション能力は高いのですが、お店の雰囲気に合うかどうかも考慮したうえで、
お見送りとなりました。
このケースは当人に興味や意欲がないのに雇ってもお互いにメリットがないというケースです。
事例4: 採用に至った応募者
最後は採用したケースです。
今回はお客様からの応募ということもあり、面接とは違い、何度か話す機会もあるので相手をよく知る機会は多くありました。
採用のポイントとして、
- まずは私の直感が問題ないと言っていること
- お店の雰囲気に合う、意欲がある
- 本人も働いてみたいという意思を示している
- メンバーとも仲良くやれそう
全てのポイントを網羅していました。
この時私はすでに店長役職を降りており裁量権はありませんでしたが、
現在の店長に採用を提案し、店長と私の意見は採用で完全一致しました。
まとめ
今回は私の面接官としての体験談をお話ししました。以下のポイントをまとめます。
- 有能でも互いの条件が合わないと採用できないことがある
- 遅刻や無断欠席を平気でする方はまず採用しない
- 働く意欲・興味が見えないとお互いにメリットがないので採用しにくい
- 人となりが把握できていると採用側も安心できる
事例4などは面接以外の時間で、相手の人となりをじっくりと観ることができたこともあり採用されやすい条件だったかもしれませんが、
基本面接はわずか数十分で自分をアピールしないといけません。
また面接する側も、わずか数十分で、その人の人となりを見極める必要があります。
今度は私も転職活動をする側なので、今後面接の機会が出てきたら、リラックスして臨みたいと思います。
自己紹介
ペコポコです。プロフィールページはこちら
普段はハンドメイド作品をオンラインで販売しています。
メタバース空間に視覚的なお店を自分で構えることを目標に現在プログラミングも学習中です。
作品はオンラインショップでご覧いただけます。
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。minneやメルカリショップス 、Creemaにてマクラメ・レザーブレスレットなどを中心に出品中です。
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