今の日本では、経済的な理由やライフスタイルの変化から、子供を産まないという選択肢もよく聞くようになりました。
かくいう私も先日、パートナーと子供を持つことについて、今後どうするかという相談をしたばかりです。
過去の日本や他国において、今よりはるかに貧困や困難な環境の中、逆に多くの子供が生まれていました。
映画やドラマで言及されることのある「子供の間引き」は、複数の社会的・文化的要因に基づく行為であり、単に貧困だけが原因ではありませんでした。
本記事では、昔の人々はなぜ今より過酷な環境でも多くの子供を持つことを選んだのか、それを調べてみました。
目次
昔の人たちが過酷な環境でも子供を多く持った理由
避妊知識と医療技術の未発達
昔は効果的な避妊手段は限られていました。
避妊に関する知識も乏しく、性行為が自然と妊娠につながることが多かったようです。
また、子供が幼少期に亡くなることも珍しくなく、多くの子供を産むことが、生き残る子供を確保する一つの方法だったそうです。
子供が労働力としての価値を持っていた
農業中心の社会では、子供たちは家族の重要な労働力として考えられていました。
子供たちは早い段階から働き、家族の経済的な負担を軽減する役割を果たしていたようです。
社会保障システムの欠如
現代のような社会保障システムがない時代、老後の生活を支えるために、
多くの子供を持つことが一つの手段でした。子供たちは親の介護者や、老後の経済的サポートとなることが期待されていました。
文化的・宗教的背景
特定の文化や宗教では、多くの子供を持つことが奨励されていたこともあるらしく、
家族の価値観の中で、多くの子供を持つことが重要な役割を果たしていたようです。
現代との違い
現代では、
- 医療技術の進歩
- 教育水準の向上
- 女性の社会進出
- 都市化
などにより、子供を持つことに対する考え方が大きく変化しました。
現代の日本では、子供が飢餓で死亡するような極端な事態はほぼ聞きません。仮にそういった状況があればそれは虐待として扱われるでしょう。
なにより昔より暮らしが豊かになったことで、選択肢が広がり、一人で生きていく価値観も生まれました。
とはいえ、経済的な問題から子供を生みたくても産めなかったりする現状もあります。
まとめ
現代と昔では子供を持つことへの悩みや考え方が違うようです。
昔と違い、一人一人の生き方に対して寛容になりつつあります。
お互いが望まないタイミングで、経済的・精神的準備が整わないまま子供が生まれることは、
私たちにとっても、生まれてくる子供にとっても不幸かもしれない。
今はまだそのタイミングではないかもしれない
これは私とパートナーが今回話し合って導いた選択でした。
きっとみんなそれぞれにタイミングがあるんだと思います。
よく考えずに進んでいく人たちもいれば、じっくり石橋を叩きながらゆっくり進む人もいます。
私は後者になりますが、また節目節目でパートナーと相談して、
二人が幸福でいられるように考えていきたいと思います。
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