今回は試作品の紹介です。
せっかく作ったのでminneにて展示中です。
今回は試作案で、実際にお客様から注文予定のデザインです。
制作の経緯
今回の経緯はお客様からの要望でして、
天然石ルースを使ったチョーカーの制作を依頼されていたためです。
そこで試作を兼ねてあわよくば作品として出品しようという考えでした。
そんな時にとても良質なエレスチャルアメジストを入手できたので、
そちらを使って作り始めます。
エレスチャルアメジストとは
アメジストはご存知の方も多いかもしれませんが、
エレスチャルはあまり知られてないかもしれませんね。
エレスチャルは天使のギフトとも呼ばれ、癒しの意味を持つ天然石です。
「水晶の最終形態」なんて言われ方もされますが、通常よりも短期間で成長したものが
エレスチャルになるようです。
制作スタート
今回は編み込みが多いデザインがお客様の希望内容だったので、
それを意識してしっかりと編み込んでいきます。
まずはルース周りを固定していきます。
前回の失敗(ルースが抜け落ちる)を糧に石の周囲をガッチリ固めていきます。
周囲の編み込みは考えながらアドリブで進めています。
イメージとしては胸元から首元に向けて編み込みがVラインで向かっていく予定でした。
ただ今回のように編み込みが非常に多いデザインは初めてでして、
どこからラインを取っていくか試行錯誤しながら進めていました。
それっぽくVラインになってきました。
さらにあちこちに天然石を配した上で、編み込みを継ぎ足して肉付きをよくしてみました。
この時点ではなかなかいい具合と感じていました。
本体部分ができてくると、ここからは首元に目掛けて継ぎ足しを行いました。
そして完成系に
そしてチョーカーとして仕上がりました。
しかしどこか納得いかない部分があります。
それはVラインの角度です。
このまま身につけると角度がおかしくなるという点です。
実際にモデルにつけてもらうと案の定でした。
どうも首からぶら下がっている感が拭えません。
そもそもの考え方が間違っていたかもしれません。
描くべきラインはVではなく円だったかもしれません。
胸元から肩にかけて縁を描くようなラインで編んでいかないと、
安定したデザインにならないようですね。
今後のデザインの修正点
- チョーカーのデザインは縁を描く
- ある程度太さを維持しつつ肩を目指す
改善点はまだまだありますが、いかんせん時間のかかる作品です。
またじっくりと腰を据えて制作にかかりたいと思います。
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