今回はハンドメイドパートナーのみけさんのマネークリップ制作日誌をまとめました。
目次
マネークリップ制作にチャレンジ:試作編
これまでレザークラフトに挑戦してきた中で、今回は初めてのマネークリップを製作しました。
これまでは二つ折り財布や長財布の製作を経験してきましたが、マネークリップは少し違った要素があり、新鮮な体験となりました。
革選びのポイントと課題
今回使用した革は、型紙に書かれているものより少し厚みのあるものを選びました。この選択が良い風合いを生む一方で、コインケースのマチ部分のステッチに影響を及ぼしました。
特に重なる部分では歪みが生じ、見た目に少し影響が出てしまいました。次回は漉き加工を取り入れて調整し、よりスムーズな仕上がりを目指したいと考えています。
作品として出品するマネークリップには
マヤショルダーを考えています。
マヤショルダーとは?
イタリアのタンナーIL PONTE(イルポンテ社)の革で、吟すり加工によりアンティックな雰囲気にカジュアル感がプラスされたショルダー革。使い込むほどにマット調からツヤのあるスムース調へ変わっていきます。
マネークリップならではの工程
マネークリップの製作において、最も気になったのはクリップパーツの固定でした。
お札を抑えるクリップが中央に設置されています。
完成するまで、本当にしっかり固定できるのか不安でしたが、組み立ててみると驚くほどピッタリと収まり、達成感を味わいました。やはり手作業で一つひとつ作り上げることで、こうした「成功の瞬間」を楽しめるのがレザークラフトの醍醐味です。
試作を通じて本番作品ではより制度の高い制作ができそうです。
作業台との戦い
今回のマネークリップは見た目はシンプルですが、意外とパーツ数は多く、小さな作業台の上では部品が行方不明になる場面がたびたびありました。
次回製作時には、パーツの整理や配置をもっと効率的に行い、スムーズに進められる環境を整えたいですね。
次回への改善点
今回の製作はpekopokoへのプレゼントでもあったため、試作も兼ねていましたが、
作品として出品する際は制作を通じて感じた課題や改善点を活かし、さらに完成度の高い作品に仕上がることでしょう。
漉き加工や作業台の整理、そして工程ごとの計画性を見直すことで、より効率的かつ美しい仕上がりを実現したいです。
最後に
初めてのマネークリップ製作は、緊張感や新たな発見に満ちた体験でした。
作品そのものはもちろん、製作の過程も楽しむことができました。
次回の挑戦では、今回の経験を活かし、さらなるクオリティアップを目指します。
※1/20追記
販売作品が完成しました。ぜひショップをご覧ください。
- 価格: 15,000円(送料無料)
- サイズ:
- 閉じた状態:約11.5×9cm、厚み約3cm
- 開いた状態:約21.5×9cm、厚み約2cm
- 素材: 本革(青×黒のツートン)、金属製クリップ
irokazari+のバーチャルショップができました
バーチャルショップは、今後も随時更新していく予定です。
テーマを変えたり、新しいアイテムを追加したり、より楽しんでいただける空間を作っていきます。
ぜひ、気軽に遊びにいらしてください。
【クリエイタープロフィール pekopoko】
ハンドメイド作家のpekopokoです。
レザークラフトやマクラメ編みを取り入れ、リラクゼーション効果のある作品を一つひとつ心を込めて手作りしています。
ハンドメイド歴10年の経験に加え、パーソナルカラリストとカラーセラピストの資格を活かし、 色彩の力で日常を明るくするアイテムを制作しています。
これまで、多くの方々に私の作品をお届けしてまいりました。 高島屋でのハンドメイドイベントへの参加や、まちの駅での委託販売を通じて、地域の皆さまに喜んでいただきながら、観光にも貢献してきました。
私の作品が、手に取る方の日常を少しでも心豊かで明るいものに導くリラクゼーションアイテムとなりますよう、心から願っています。
BASEでオリジナルサイトを開設しました!
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。
マクラメ・レザー小物などを中心に出品中です。
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