今年はAIの年だったと言っても過言ではないくらい、日常でAIを使用することが多い一年でした。
私の場合は特に文章作成のアドバイスや情報の調査などでよく使用しました。
今日は2023年、OpenAIのChatGPTとGoogleのBardを使ってみて、どちらが使いやすかったかを紹介したいと思います。
目次
ChatGPTとBardの比較
ChatGPT
- 特徴: ChatGPTは、OpenAIによって開発された対話型AIです。テキストベースの質問に答えたり、文章を作成したりするのが得意です。
- 利用開始時期: 2022年11月に一般に公開されました。
- 料金体系: 基本的に無料で利用できますが、より高度な機能を求める場合は月額約3000円(2023年12月現在)の「ChatGPT Plus」が提供されています。
私が利用しているのはChatGPT Plusですので、そちらで比較をしたいと思います。
Bard
- 特徴:Google Bardは、Googleによって開発された対話型AIで、 ChatGPTとは異なり、Google検索を情報源として活用し、最新情報への対応が可能です。
- 利用開始時期: 2023年3月にアメリカとイギリスで公開され、5月からは日本語版も提供開始されました。
- 料金体系: 現在は無料で利用でき、簡単な質問入力により自然言語で回答を得られます。
後ほど取り上げますが、まだまだ学習中のため情報の信憑性や文章の正確性には注意が必要です。
それぞれの能力と得意分野
ChatGPT
- 得意分野: 会話形式の質問応答、文章の生成、要約作成などに長けています。豊富な一般知識と自然な会話能力が特徴ですが、最新情報や特定の専門分野については限界があります。
最近ではクイック検索ができるようになり、最新の情報にもアクセスできるようになっています。
ただし、クイック検索機能の利用は特定の条件下でのみ可能であり、全ての情報が常に最新であるとは限らない点には注意が必要です。
Bard
- 得意分野: Bard AIは、テキストとコードで学習した大規模言語モデルです。ニュース記事や詩、コードなど、さまざまなテキストを生成したり、言語を翻訳したり、質問に答えたりできます。
先にも取り上げましたが、まだまだ学習中のため情報の信憑性や文章の正確性には注意が必要です。
それぞれのAIを使ってみた感想
1年を通して使ってみた感想をまとめていきます。
まず最初に触れたのはChatGPTでした。有料会員として使ってきましたが、定期的にアップデートがされてきて、どんどん利用しやすくなってきました。
ChatGPTを使ってみた感想
- Custom instructions
- スマホアプリとして登場
- DALL-Eによる画像生成
Custom instructions
まずもっとも嬉しい機能として、ユーザーの事前情報をあらかじめセーブしておけるCustom instructionsは非常に役に立ちます。
それまでは毎回毎回、今こうこうこういう経緯でこういうことがしたくて質問をしているという、
質問の前に目的やゴール、経緯を説明していましたが、それが保存されることで、基本的にAIとの会話に何を求めているかを伝えることができました。
私の場合は「ハンドメイド副業やブログの記事を書いているからサポートをして欲しい」という目標と、それに伴うショップのURLなどを情報として渡せておけるので、
だいぶやり取りがスムーズになり、一層私のためにカスタマイズされたコンシェルジュとして対応してくれます。
スマホアプリ対応
スマホ対応自体は私はPCで使用することが多いため、アプリは時々活用する程度ですが、
多くのユーザーにとっては利便性が大きく高まったと思います。
画像生成対応
画像生成に関してはとても役立っています。
何よりも驚いたのは画像認識機能です。
ハンドメイド作品を出品する際にサムネの画像が良いのか悪いのか、AIが評価できるか試したことがありました。
すると、きちんと画像の特徴を捉え、背景に何があり、作品の配置などを認識して、
もっと作品を中央に置くと良いなどのアドバイスを提示してくれました。
益々、個人のために寄り添ったAIになってきているなと感じました
この一年、ずっと有料会員でしたが、払った料金分後悔させなかったなと思わせるだけ、活躍してくれて、楽しませてくれました。
Bardを使ってみた感想
なんといってもGoogleの検索結果を活用できるのというのは強みでしたが、
一時期、これまで普通に受け答えできていたことが急にできなくなった時期があり利用を一切やめた期間がありました。
これもまたまだ開発段階ということなら仕方がないことです。
ただ最近になって追加された機能としてGmail、YouTube、Googleマップとの連携ができるようになったところです。
これにより、かなりユーザーに寄り添ったサポートが可能になりそうです。
前回の記事にも書いたのですがGmailから情報を読み取り、求めているサポートに答えてくれました。
情報の保護もきちんとされているようで、
Google では、ユーザーのプライバシーを保護するために、厳格なセキュリティとプライバシーの基準を遵守しています。Gmail へのアクセスは、ユーザーの許可なしに行われることはなく、アクセスした情報は第三者に共有されることはありません。
ということでした。
ただ使用感としてはBardはしれっと嘘の情報を提示したりすることがまだあります。
例えば「Bardの料金体系について教えて」と尋ねると、
Bard自体有料プランは現時点で存在しないにもかかわらず、有料プランがあると平気で嘘の情報を提示します。
ChatGPTでも時折誤った情報が含まれている場合もあるので、どちらも必ず最後は人間の目でチェックして、本当に間違い無いかを確認する必要はまだまだあるため、この点に注意することが重要です。
まとめ
1年間AIを使用してみた感想を書いてきましたが、
私としては、今の所ChatGPTがもっとも役に立っているAIです。
とくにブログ記事を書く人にとっては、記事のサポートもしてくれた上で、それに必要になる画像生成もできるのでかなり便利です。
ただ、今後の成長を見込むとBardはGmailなどとの連携があり、普段からgoogleアカウントを使う人たちにとっては圧倒的に便利になる可能性が高いと思います。
Bardの成長にきたいしながらも来年もChatGPTがメインで活躍しそうです。
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