ハンドメイドから見るガーネットの特徴や取り扱い【天然石解説】

天然石

今回はガーネットについてハンドメイドの視点から解説したいと思います。

ハンドメイドでガーネットを使ってみたいと考えている作家の方や、

天然石アクセサリーが好きな方はぜひ参考にしてみてください。

【自己紹介】

ペコポコです。天然石を扱うハンドメイドショップで働いており、制作から販売まで手広く業務をしています。これまでに作ってきた天然石アクセサリーは1000単位で制作してきました。

2022年より副業緩和をきっかけにハンドメイド作品をminneにて出品しています。

作品はこちらから

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ガーネットの概要

1月の誕生石として有名な天然石で、実際にお店でも1月の誕生石アクセサリーではガーネットを最も多用します。

特徴

ガーネットでよく流通しているのもは赤いものが多いと思います。

天然石で綺麗な赤い石はあまりないので素材としてとても貴重です。

赤以外にも様々な色があり、

ワインレッドの色をしたロードライトガーネット

オレンジカラーのスペサルティン

ほかにも宝石クラスでは綺麗なグリーンをしたグロッシュラーガーネット、デマントイドガーネットなど種類が豊富です。

これはガーネットの中に含まれている成分が違うことで色合いが変化しています。

美しく透明度が高いものになると、ジュエリーショップでないと入手できないものになってきます。

今回は一番入手がしやすい赤い色のアルマンディンガーネットの解説に絞ります。

赤いガーネットの特徴

ハンドメイドに使用するガーネットの多くは、色合いが濃くて暗い赤色をしています。

ぱっと見では黒っぽい色に見えることが多い種類です。

私がお店で扱うガーネットは大きいものほど濃さが増して暗くなりますが、4mm程度の小さいビーズでは透明感があってアクセントにとても良かったりします。

以下のビーズは私が使用しているガーネットビーズ4mm。こちらはパーツクラブさんで購入しています。こちらは4mmでも深くて暗い赤色をしています。

色の好みや、制作する作品によって用いる色合いが違ってくると思います。

実際にお店に行って色のチェックするのがおすすめです。

石の意味

ガーネットは真実や忠実、実りを象徴する天然石とも言われています。

実際に天然石の主な意味として目標に向かって努力し、成功へと導くといった

努力を実らせるという意味がよく用いられます。他にも信頼を得るといった意味を持っています。

こんな方におすすめ

受験のお守りや、ビジネスの成功といった目標に向けて今まさに頑張る人を応援する時におすすめの天然石です。



ハンドメイド視点の解説

さらにここではガーネットをハンドメイドの視点から解説していきましょう。

石の硬度

天然石には硬度という硬さを表す10段階の物差しがあります。

数値が上がるほど硬さは増していきます。

ガーネットは7.5

ちなみにダイヤモンドが10でMAX値、次にルビー・サファイアが9、水晶は7となっています。

つまりガーネットは比較的硬さが十分にある天然石と言えるでしょう。

※ただし注意しないといけないのは硬いからといって割れないわけではないということです。

天然石は衝撃や圧力には弱いのです。私もかつて硬度が9もあるルビーのビーズに紐を通そうとした際に、圧力がかかりすぎてパックリと割れてしまったことがあります。

制作をする際にはガーネットに限らず、素材に負担がかかりすぎないように気を配るようにしましょう。

おすすめの配色

ガーネットの赤色とマッチしやすいカラーとして

  • ゴールド(パーツ類)
  • イエロー系(シトリンなどの透明な石)
  • バイオレット系(アメジストなど)
  • グリーン系(フローライトなど)

色には上の色のリングのように上手に組み合わせることで綺麗な表現を生み出せます。

例えば、赤の反対側には緑があります。これは補色という関係にあるのですが、この色同士を組み合わせると実際より鮮やかに見える効果を発揮したりします。

例えばお刺身とシソの葉。

緑を添えることでマグロの赤を鮮やかに見せているわけですね。

ただこれを天然石アクセサリーに転用しようとした際に、私も実践を試みましたが簡単にはいきませんでした。

ここまでの解説でもいくつかのガーネットの写真があったと思いますが、色の濃さ・明るさ・透明度なども全て違いましたね。

天然石はまさに天然なので同じものは一つもありません。

つまりその天然石に合うような色を合わせてあげる目を養う必要があります。

ちなみにガーネットと合わせやすい天然石としては

シトリン(透明な黄色)がおすすめです。

同じ暖色系の色であり、シトリンの方が透明感を持っているのでメリハリを生み出します。

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アメジストなどは条件付きでおすすめです。

例えば間にゴールドのパーツを挟むことで紫→金→赤というゴージャスな配色を作れます。

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また機会を見つけて配色の解説などもできたらと思います。

まとめ

ガーネットは1月の誕生石です。バースデー作品を作る際に欠かせない天然石。

また努力を実らせるという意味を持つ天然石でもあり、受験生や仕事の成功など目標を持つ人への贈り物におすすめです。

天然石ゆえに入荷のタイミングで色合いが違ったりするので、購入先が変わると結構色合いも違ったりします。

実際に手に取って確かめるのが一番です。

ハンドメイドでの取り扱いの注意点としては硬さは十分にあるのでそこまで慎重になりすぎなくても大丈夫です。

配色に関しては暖色系の色でまとめるとデザインがまとまりやすいのでおすすめです。

ガーネットは様々な種類が存在します。ぜひ、宝石店などがあったら覗いてみると楽しいですよ。

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