ハンドメイドから見るアメジストの特徴や取り扱い【天然石解説】

天然石

天然石の解説をしているサイトはいくつかありますが、

今回はハンドメイドスタッフとして8年間天然石アクセサリーに携わってきた

ハンドメイド作家の視点からアメジストの特徴から取り扱いについて解説していきたいと思います。

天然石を使ったアクセサリーを作ろうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

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アメジストの特徴や概要

アメジストは紫色やすみれ色、赤紫色をした水晶のことを指します。

濃い紫色をしているものほど価値があるとされていますが、

実際にお店では明るいラベンダーカラーの方が人気があったりします。

アメジストは紀元1世紀に書かれたユダヤ古代史の中の記述で「Ahlamah(アーラマー)」と呼ばれていました。

それが旧約聖書において、紫の水晶と訳されたそうです。

主な産出国はブラジル・ウルグアイ・インド。日本では宮城や鳥取でも産出があったようです。

アメジストの物語

アメジストという名前はギリシャ神話が起源です。

酒神バッカスが酔った流れでアメジストという女性に獣をけしかけました。

それを見ていた月の女神はアメジストを救うためにアメジストの体を水晶に変えました。

酔いから覚めたバッカスは自分の罪を反省して水晶にぶどう酒をかけると、

水晶は透き通った紫色に染まりました。

こういったお話もあって、アメジストを身につけているとお酒に酔わないなんていうお話もあるみたいです。

 2月の誕生石はアメジスト

自分の誕生石を身につけることで幸運がやってくるといういわれがあり、誕生日プレゼントや贈り物で重宝されます。

アメジストには様々なクォリティが存在し宝石クラスは10万を超えるものもありますが、

手頃なものでは1万円以下でも楽しめるアクセサリーも存在しますし、作ることができます。

そこはハンドメイド作家の腕の見せ所ですね。



紫は高貴な色

そもそも紫色というのは色彩心理の観点から見ても高貴や優美といった上品なイメージを持つ色です。

パープルとバイオレットの違いって?【紫】の色彩のイメージと心理効果
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こちらの解説もぜひご覧ください。

 

アメジストの持つ石の意味

アメジストは理解力、癒しと安らぎ、家庭円満といった意味を持ちます。

風水などでも名前が出てくる天然石で、玄関やお部屋に置くと良いと言われます。

これも色彩心理の面から見ると、紫はリラックスカラーなので色彩心理学の面から見てもおすすめでしょう。

ハンドメイド制作のオススメや注意点

アメジストの入手難度

アクセサリーとして使用するアメジストのビーズはそこまで高額ではありません。

小さいサイズならパーツクラブなどでも入手が可能です。

ネットでの販売サイトもいくつかあるでしょう

おすすめの使用シーンや組み合わせ

紫色のアメジストに対してのおすすめの組み合わせをご紹介します。

紐を使った細工の場合

編みブレスレットを作る場合、黄色(色味大事)・黒・緑・赤などの合わせは、これまでの経験上おすすめです。

これは他の天然石との兼ね合いもありますが、上記の写真のように同じ中性色である緑と合わせると上の写真のような落ち着いた雰囲気が出ます。

紫の体格の位置にある黄色を使う場合は黄色の色味に注意です。真っ黄色を使ってしまうと落ち着きのない感じになるので、少し渋い黄色を選ぶなど、色に気をつけないといけません。

天然石のおすすめの組み合わせ

大前提として私は天然石はあくまでアクセサリーとして扱います。よってスピリチュアルな相性・組み合わせというものとは一線を引かせていただきます。

ここではあくまでデザイン面における配色技術としておすすめを提示します。

センスや好みに拠るところもありますが、これまで作った中で綺麗な組み合わせとして

シトリン(黄色)・ガーネット(赤色)・カイヤナイト(紺色)

といった天然石の配色を検討してみてもいいですね。カイヤナイトは綺麗なビーズの入手はレアリティ的な面と金額的な面から入手が難しいですが、綺麗な仕上がりが期待できそうですね。

アメジストの硬度

天然石にはモース硬度というものがあり、鉱物の硬さを図るものさしみたいなものです。

1〜10段階で分けられており最大値の10が最高硬度で、ダイヤモンドとなっています。

アメジストの硬度は7。水晶と同じ硬さを持ちます。

ハンドメイドにおいてはここからが重要です。

硬くても割れないわけではない

ハンドメイドでアメジスト使う場合は多くの場合、穴の空いたビーズを使うことになります。

先述した通り硬さは十分にある石ですが、どんな石も衝撃や圧力には弱いです。

ハンマーで叩けば当然割れます。何かに思いっきりぶつけてしまった時は割れる可能性はあります。

また圧力がかかりすぎると、負荷に耐えきれず割れてしまうケースがあります。

※私はルビーのビーズ穴に紐を通そうとした際に、圧力がかかりすぎてルビーを割った経験があります。ちなみにルビー(鋼玉)はダイヤモンドの次に硬いとされる硬度9を持つ石です。

つまりそんな天然石でも割れることがあるということです。

アメジストはそこまで神経質になりすぎる必要はありません。内部に天然のクラックがあるものはちょっと気をつけるようにしましょう。

まとめ

  1. 2月の誕生石
  2. 癒しと安らぎのお守り
  3. 比較的入手は簡単
  4. おすすめの天然石の配色はガーネットやシトリンなど
  5. 硬い石とは言え衝撃や圧力には弱い

アメジストは天然石に詳しくなくても多くの人が名前を知っている天然石です。

ぜひ作品の一部に取り入れてみてください。

 

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