アクセサリーショップに勤めて約8年ですが、近年ではクリスマスのような年末のビッグイベントに陰りが見えます。
今日はアクセサリーショップの実際の状況をまとめてみました。
近年のアクセサリー業界の様子
2022年から2023年にかけてのアクセサリー業界では、次のような動向が見られます。
- 売上増加のブランド: TASAKIやミキモトなどの一部のブランドでは、前年に比べて売上が大幅に増加しました。これは、特にクリスマス商戦期間中に好調だったことを示しています。
- オンライン販売の強化: さまざまなジュエリーブランドが、インターネット上での販売に力を入れています。これには、顧客がオンラインで商品について質問できる自動応答システム(チャットボット)の導入や、店舗とインターネット販売を連携させる戦略が含まれます。
- SNSを活用したマーケティング: ジュエリーブランドは、商品の写真や情報をSNSで共有することによって、より多くの顧客にアプローチしています。この方法は、見た目が重要なジュエリー商品にとって特に効果的です。
このように、アクセサリー業界では一部のブランドが売上を伸ばし、オンライン販売やSNSマーケティングによる顧客とのつながり強化に注力していることが分かります。
私の身の回りのアクセサリーショップの現状
今年のクリスマスは、コロナウイルスの分類が引き下げられ、マスク着用をしない人が増え、日常が徐々に戻りつつある一方、物価の影響や地方の経済状況が懐事情を圧迫しています。
物価の影響が特に強いと感じる瞬間は、普段ターゲット層が40代以降である私のお店でも若い方の購入もあるのですが、今シーズンは若い方が足を止めることが少ない印象です。
また暖冬の影響も考えられます。12月も半ばに来ても比較的暖かい日々が続き、ようやく寒くなってきたという状況で、クリスマスムードが感じられないのかもしれません。
さらに畳み掛けるように、近隣のテナントやショッピングセンター自体がクリスマスディスプレイへの取り組みが減少し、年始に重点を置く傾向が見られます。
主婦の方の話では、スーパーもクリスマスではなく正月ディスプレイに変わっているとのことです。
私の地域だけの現象なのか、クリスマスというイベント自体があまり重点を置かれなくなっているのか、と感じています。
今後の対策案
今後のアクセサリーショップは、消費者の変化や世の中の動向に対応するため、
ターゲット層のニーズに合わせた商品展開やマーケティング戦略の見直しが必要だと思います。
ECサイトの強化やSNSマーケティングの効果を活用し、顧客体験を向上させることも重要です。
物価高騰や消費者の購買行動の変化を考慮し、価格設定やプロモーションにも工夫が求められます。
まとめ
今回のようなクリスマスイベントに限らず、季節折々のイベントごとも数年前とは全く違うものになってきました。
ECサイトで気軽に買い物ができるようになった昨今、年々リアル店舗の在り方が問われるようになってきたように感じます。
今後どのような変化が起きていくのかはわかりませんが、楽しんでもらえるような環境作りをすることは変わらないと思うので、
その都度世の中の変化に合わせながら、お店も変わっていく必要がありそうです。
ハンドメイドショップで販売中
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。minneやメルカリショップス 、Creemaにてマクラメ・レザーブレスレットなどを中心に出品中です。
コメント