ハンドメイド活動をネットで始めてから1年が経ち、
メルカリショップスでは「値引きできませんか?」という質問が出始めてきました。
この記事では、その背景と作家、お客様双方の目線で考えてみたいと思います。
目次
お客様の目線: 値引き交渉を求める理由
価格に対する不満
ネットショップでの価格は実店舗よりも安く設定されていることが多いですが、それでも価格に不満を持つお客様もいます。その理由としては、他店よりも価格が高い、商品の状態や品質に不満がある、予算オーバーなどが考えられます。
交渉による割引を狙う
メルカリショップスでは値引き交渉が可能なため、積極的に交渉を行うお客様もいます。
私のハンドメイド活動の1年間では、ありがたい事にレビューは高評価をいただいており、品質には一定の自信を持っています。
ともなれば多くの場合考えられるのは「交渉による割引を狙う」というパターンの方が、可能性としては多いのではないかと感じます。
作家の目線: 値引き交渉に対する本音
不快感
作品に自信を持って販売している作家からすると多くの場合、
値引き交渉されると作品の価値が否定されているように感じると思います。
私の知り合いで、メルカリでの作品販売経験者の作家さんのケースだと、
たびたび値引き交渉を受けることがあるそうです。
あまりいい気分ではないのが伝わってきます。
私もその方の作品の品質がよく、もともと安価に出品されているのを知っている分、
不快に感じる気持ちがよくわかります。
私も10年近くハンドメイド製作に携わってきましたが、作り手の思いや労力を考えたときに、
それは適切な値引き交渉なのだろうか? と考えるのが作家の本音です。
理解
しかし、値引き交渉は購入者の権利でもあります。少しでも安く購入したいというお客様の気持ちは理解しないといけません。
逆の立場だったら、交渉の余地がありそうなら検討することも良いでしょう。
そのため、丁寧に応対することが大切です。
メルカリショップスでの値引き交渉の注意点と対策
丁寧な言葉遣いで行う
値引き交渉を行う際は、丁寧な言葉遣いで行うようにしましょう。失礼な言葉遣いは、取引を不快なものにしてしまう可能性があります。
もしかしたら、その方の良いタイミング(価値に対して適切な金額を支払える状態)がきた時は、購入につながる場合もあります。
根気よく行う
値引き交渉は必ずしも成功するわけではありません。根気よく交渉を続けることが重要です。
ただし、最初から値引きを行なっていない場合などは、お客様に期待をもたせるようなやり取りはせずに、正直に「現時点では値引きを行なっていない」旨を伝えるのも良いでしょう。
値引き交渉をお断りする機能を活用
メルカリショップスには「値引き不可」の設定があります。これを活用することで、最初から値引き交渉を望まない旨を明示できます。
一定のルールを設定
値引き交渉に応じる場合、その基準を明確にしておくと良いでしょう。例えば、「2点以上購入する場合は5%オフ」といったルールを設定することで、無駄な交渉を避けられます。
メルカリショップスの機能: 値引き交渉をお断りする方法
メルカリショップスには値引き交渉をお断りする機能もあります。
こちらは 設定→ショップへの質問 から変更できます。
設定すると
このショップは値下げを受け付けない設定をしています。値下げ交渉はご遠慮ください。
という表記が質問時に追加されます。
私の場合はショップへの質問は受け付けており、値下げ交渉には応じないを選択しています。
これを活用することで、作家としても精神的な負担を減らすことができます。
とはいえ、設定していても交渉を持ちかけられることもありましたので、
その際は丁寧にお断りするのが良いでしょう。
結論
値引き交渉は作家からしてみれば、頑張って制作した作品に対して
「それほどの価値はない」と言われているように感じて不快に感じることもあると思います。
しかしこれは作り手じゃないとわからない気持ちです。
お客様は純粋に値引き交渉ができるか聞いているのでしょう。
丁寧な対応とメルカリショップスの機能を活用して、相手に理解してもらえるようにしておきましょう。
【自己紹介】
物作りで日常を明るく♪をコンセプトに活動中のハンドメイド作家です。minneやメルカリショップスにてマクラメ・レザーブレスレットなどを中心に出品中です。
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